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出版社内容情報
幕末から明治維新、そして現在に至るまで、近代日本における陽明学は、国家における道徳、社会改革の思想、個人の修養という流れで展開してきた。陽明学が明治維新を導いたという言説が近代の陽明学の成立に深く関わることを明らかにし、さらには陽明学を学んだ者たちがどのようにして陽明学を変容させたのか、その系譜を辿り、近代日本思想史の新たな見方を提示する。
内容説明
幕末から明治維新、そして現在に至るまで、体制を維持する国家の道徳や個人の修養の思想的根拠であると同時に、社会改革の精神を支えた陽明学。その変容の系譜を辿り、近代日本思想史の新たな見方を提示する。
目次
序章 日本の儒学研究における陽明学
第1章 近代日本の陽明学について
第2章 国家主義と陽明学
第3章 精神修養と陽明学
第4章 社会改革と陽明学
第5章 近代日本の陽明学の派生と展開
終章 近代日本における陽明学の系譜
著者等紹介
山村奨[ヤマムラショウ]
1986年生まれ。専門領域は近代日中思想、儒教思想。総合研究大学院大学文化科学研究科国際日本研究専攻博士後期課程修了。博士(学術)。現在、国際日本文化研究センター共同研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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